バトン承継コンサルタントの浅野泰生です。
11月になりました。
今年もあと2ヵ月。
歳を重ねると時が経つのが早いと言われますが、最近は特にそれを実感します。
私は誕生日を迎えると50歳。
50分の1となる次の一年も充実したものにします!
本日は、総選挙の報道から感じたこと。
選挙特番で選んだのは?
10月31日は、選挙でした。
「選挙は必ず行くもの」と小さな頃から疑うことがなかったので、今回の投票率が戦後3番目に低いと聞いてもピンときません。
親戚のおじさんが県議会議員、亡くなった父も田舎の市議会議員を務めていたので、選挙期間中は実家の家業そっちのけで選挙運動が当たり前。
小学生の頃は、学校帰りに直接おじさんの選挙事務所に寄り、そこで晩ご飯を食べてから両親と一緒に自宅に戻る生活を約一週間。
投票日は眠たい目をこすりながら、票が開くのを待っていた記憶があります。
このような環境で育ったので、選挙権を得てからは一度も権利を行使しなかったことはありません。
選挙の日の夜は、テレビで選挙特番を見るというのも毎回の恒例となっています。
各局でパンチのある文化人やタレントをメインに据えて注目の候補者とやり取りしています。
池上彰さんや橋下徹さんを立てる局も魅力的でしたが、私は爆笑問題の太田光をメインに迎えたTBSを選択しました。
20時過ぎの開始早々、小選挙区での落選濃厚な甘利明自民党幹事長とやり取り。
もう「元」なのか…
太田のいきなり「ご愁傷さま」には、全く視聴者である私もヒヤヒヤしました。
甘利さんも責任を感じているのか、比例で復活できなければただの人になってしまう恐怖感からなのか、素人目に見ても元気のない様子。
太田に押されっぱなしで時間切れ。
その後もれいわ新選組の山本太郎代表などとやり取りがつづくが、めちゃくちゃおもしろいけど笑えない…汗
政治家に求められること
誰か怒り出す人はいないかと思っていたところに出てきた二階俊博元幹事長。
さすがです。
これぞ政治家!
「いつまで政治家をつづけるの?」という太田の質問に対して、毅然と「失礼だろ!」と激怒。
私は決して二階さんを強く支持するわけでもないし、太田の投げかけを批判するわけでもありません。
ただ、最近の政治家の皆さんは行儀が良すぎる。
全くの暴論、かつ、個人的な戯言ですが、品行方正で何もしない政治家より、裏金をもらってても実行力のある政治家の方がよっぽどまし。
国会議員、特に、衆議院の小選挙区での選出は、その地域のリーダーです。
リーダーは、明るい未来を見せないといけない。
私のいうリーダーシップとは、今までと違う未来をイメージさせる力。
そのリーダーが、悪いことをしたわけでもないのにのに、落選しそうだからといって辛気臭い顔をしてはいけないと思うのです。
怒った二階さんを素晴らしいと言っているわけではなくて、政治家だって人間。
相手の投げかけに対して感情を表現して何が悪いと思うのです。
太田とやり取りした二階さん以外の政治家は大方大人の対応。
一般人に対しても同じような紳士的な対応をするのではないか。
中にはおかしなヤツもいるはず。
そんなヤツには、咎めることも必要。
政治家、いや、リーダーは毅然、かつ、威風堂々と振る舞えばいいと思う。
下手に謙ったり、迎合することはない。
リーダーのあるべき姿
普段の現場に戻って…
これまで会ってきた後継社長の中には、配慮が行きすぎて遠慮となり、どっちが社長で、どっちが社員か、立場が逆転しているような人もいる。
総選挙特番の政治家の皆さんの受け応えから、リーダーのあり方を思うところあり。
こちらをご覧いただいている後継社長の皆さんには、誰にも遠慮せず自分らしくリーダーシップを発揮して欲しいものです。
この原稿を書いているとき、日本ハムファイターズ新庄剛志新監督の記者会見が始まった。
これぞリーダー!
いや、BIG BOSSか!!
明るいけど真剣、おちゃらけているようだけど期待を抱かせる。
ネット上では賛否があるかもしれない。
でも、新庄監督は動じないはず。
それでいいと思う。
自分らしく、ありのまま、等身大で最善を尽くしただろうから、他人の評価は気にならないはず。
私は新庄監督と同い年。
負けてはいられない。
今日から改めて自分らしく、ありのまま、等身大で最善を尽くします!