バトン承継コンサルタントの浅野泰生です。
先週末に妻とテレビを見ていたら、コブクロの大きい方がやらかした話題。
月曜日には、これまた不⚫️で事務所を辞めたマッチがカーレースの監督業で仕事復帰したとのこと。
そこで、隣の妻が一言。
「奥さんが許しているなら、いいのにね」と。
寛大な妻を持って一瞬幸せだと思ったが、仮に同じ状況になったときに「私も許す」とは決して言っていない。
人間というのは、自分にとって都合の良い解釈をする生き物だということを、頭の中で反芻して学びました(笑)
コロナ禍で変わったこと
さて、本日は日常生活の変化から、ふと考えたことについて。
コロナ禍にあって働き方は大きく変わりました。
また、外食に出ることも少なくなり、飲食店のテイクアウトやフードデリバリーを利用することが多くなりました。
そんな中、レジ袋の有料化が始まりました。
有料化が始まると同時に、妻にMUJIのエコバックを買ってもらいました。
コンビニなどに買い物に行く際には、これを持参しています。
もともとプラスチックごみを減らし環境に配慮するという施策だったと思いますが、これらに便乗して、プラスチックごみではない紙袋を有料にしているお店も出てきています。
小売店にしてみれば、いずれもコストなので有料にしたい気持ちも理解できますが、私はスッキリしない感情を抱いています。
すこし前、子供の誕生日に有名な洋菓子店でケーキを1台(丸ごと)買いました。
店員さんからは、当然のように「袋はご入用ですか?」と問われ、
「これでいいですか?」と、持参のエコバックを見せると、
「そちらですと傾いてしまうので、オススメできません」ということでした。
否応なく、ピザ屋さんでも使用するような底の広い袋を有料で購入することになりました。
袋はわずか数円ではありましたが、すごく損をした気分でした。
一方、自宅近くの有名なトンカツ屋さん。
こちらのテイクアウトは、別途レジ袋の料金を請求されません。
(店名を紹介したいのですが、レジ袋有料化に罰則などがあったら迷惑がかかるので控えます。)
コンビニのお弁当に使用するような底が長方形のビニール袋に入れてくれます。
食べ物は見た目も大事。
家に着いたら、ご飯もおかずも一方に寄っている不恰好な様を目の当たりにしてガッカリした経験を何度もしています。
こちらのトンカツ屋にどのような意図があるかは知りません。
「一般的なエコバックで持ち帰ると商品の見た目が悪くなるから」という理由で袋を無料でつけてくれているとしたら、好感が持てます。
むしろ、お店のこだわりを表現する形で、
「当店は盛りつけた状態のまま召し上がっていただきたいと考えています。よって、商品が片寄らないように専用の袋の料金を商品代に上乗せして販売しています。ご容赦ください」
と、堂々と知らせた方がお客さまからの支持を集められるような気もします。
お金の価値は相対的なもの
お金の価値は一定でないような気がしています。
100万円でも安いと満足できるものもあれば、5円でも損した気分になることもあります。
最近特に感じることは、善良な人は、理由のあるものや正直な相手には、惜しみなくお金を払うということです。
「お金をたくさん持っていそうだから値段を高く設定しよう」という気持ちは、いつか見透かされます。
手間暇かけるから時間がかかった、最高の素材にこだわって原価がかかった、ということを嘘偽りなく表現することで、共感を得られる時代になってきたように思います。
これからの商売においては、お客さまに対する誠実な説明がより重要となるということを、数円のレジ袋から教えてもらったような気がします。
冒頭の⚫️倫の話にしても、世間から必要以上に叩かれる人と許されてしまう人がいます。
言い訳せずスピーディーに謝罪をする人は早く収束しているような気がします。
うちの妻は寛大⁈だと信じていますが、万が一があった場合には、誠実に謝罪するつもりです!