バトン承継コンサルタントの浅野泰生です。
春になり、ついこの間プロ野球が開幕したと思っていたら、早くもセ・パ交流戦に突入。
有望な若手がたくさん出てきているので、普段見られない対戦が楽しみですね。
無観客では、どこか物足りない。
観客がたくさん入った中では、アスリートのパフォーマンスも上がるような気がしています。
プロスポーツは、観客の声援も込みでのエンターテイメントじゃないかと思っています。
プロ野球ではありませんが、4月につづき6月もプロボウシングのビッグマッチを観戦してきます。
感染対策で「声を出すな!」という注意はありましたが、本当にすごいものを観ると人は声を出してしまう生き物だと、前回の観戦で気づきました。
今から声が出るほどの熱戦を楽しみにしています。
さて、本日も前回、前々回に引き続きコンサルタントの見分け方について。
ダメなコンサルタントの要件を挙げればキリがありません。
私は自分のコンサルティングメニューを多くの経営者に提案してきたのと同時に、多くのコンサルタントから提案を受けてきました。
私自身が体験して「これは、あかんっ」と思ったことは、自分がそうならないようにしないといけませんよね。
これは他のコンサルタント批判ではなく、自分への戒めのつもりで書いています!
ということで、今回は、、、
実践なき理論を伝えている「だけ」?
理論を横流しするだけのコンサルタント。
本に書いてあること、どこかのセミナーで聞いたことを、そのまま伝えているコンサルタントは、巷にあふれているような気がします。
理解して話しているならまだしも、本に書いてある専門用語、難解な言葉をそのまま使って、お客さまのマウントを取って満足しているコンサルタントは最悪です。
前回2022年5月20日号『経営をしていない経営コンサルタント』に通ずることでもありますが、要は自分で実践できていないままサービスを提供してしまっているということです。
一般的にコンサルタントは、勉強好きの人が多いようです。
いや、常に勉強してお客さまに良質な情報を伝えつづけなければいけない職業です。
ただ、それをコンサルタント自身が実践していなかったり、そっくりそのまま伝えているだけでは、お客さまに見透かされてしまいます。
私は、新しく学んだことは鵜呑みにせず、自社で実践した上で、自分なりの考え方で自分の言葉に置き換えて、お客さまに伝えるようにしています。
手前味噌ですが、お客さまからは「具体的」「実践的」「分かりやすい」という評価をいただいています。
自社の経営計画を立てていないのに?
厳密にこれをコンサルティングと呼ぶべきかを悩みますが、税理士が中小企業に提供する経営計画のコンサルティング。
私は、前職でいわゆる会計事務所に、経営計画に関するコンサルティングツールを提供していました。
私の経験上、ホームページに経営計画の支援を謳っている会計事務所のほとんどは、ちゃんとしたことはできていなかったように思います。
この支援がうまくできていない会計事務所の大半は、自社の経営計画を立てていませんでした。
当然、目標設定もなければ、目標に対する進捗なども確認しているはずもありません。
こちらも理論の横流し。
自社で実践していないことを、大事なお客さまに提供しようとしていること自体が間違いです。
お客さまに紹介するときも説得力が欠けているはずです。
会計事務所から経営計画の提案を受けたときは「おたくの経営計画を見せてください」と確認した方がいいですね。
「社外秘なので」などと言って見せようとしない税理士には要注意です。
「経営計画」の定義や範囲は、人により様々なので、別の機会にお伝えしますね。
いかがでしょうか?
ごまんといるコンサルタント。
まだまだ注意すべきコンサルタントはいますが、3回にわたってお伝えした、こちらのテーマはこれくらいで。
経営者の皆さんは、本物のコンサルタントを見極めて、会社の成長につなげてください。