バトン承継コンサルタントの浅野泰生です。

連休明けの東京は冬に逆戻りしたかのような寒さ。

そんななかでの電力ひっ迫警報。

うちの家の消費量なんて東京電力の管轄ではきっと微々たるもの。

しかし、そのほんのちょっとの積み重ねが大きなものにつながるはず。

隣近所に監視されているわけでもないし、誰からも注意されるわけではないけど、うちでは「自分たちでできることから」と可能な限りの節電に取り組みました。

これは、私や妻のスタンスはもちろんのこと、子供たちにも当事者意識をもって問題に対処することへのメッセージでもありました。

普段の生活からも子供たちに教えられることがいっぱいありますね。

さて、本日はビジョンのリノベーションについて。

リノベーションって、どういうこと?

そもそもビジョンにリノベーションって必要なの?

と、たくさんの疑問が飛び交っているかも…

ビジョンを掲げるのは?

リノベーションは一般的に住宅業界で使用される言葉。

改めて調べてみると「新しい価値を付加させたシステムの再構築」なのだそう。

「元に戻す」というリフォームとは似て非なるもの。

言葉の定義はさておき、ビジョンにリノベーションは必要か?

もちろん、必要!

必要だから、このブログを書いているわけです(笑)

その前に、ここでいうビジョンとは何か?

私は、「理念・目標・戦略」をビジョンと呼んでいます。

会社の方向性と言い換えることもできます。

ビジョンを掲げることは社長の仕事。

いや社長にしかできない仕事。

では、ビジョンは何のために掲げるのでしょうか?

それは、人を動かすため。

ここでいう人とは社員のこと。

「経営とは人を介して事をなすこと」と、私は定義しています。

社長一人ではなし得ない大きな夢を社員の力を借りて実現するのが経営の醍醐味です。

よって、ビジョンを掲げて社員と同じ方向を向く必要があります。

そして、ビジョンを掲げるもう一つの理由は、社長である自分自身を動かすため。

社長は孤独です。

また、社内では誰からも指示をされません。

だからこそ、自分で自分を動かすためにもビジョンが必要になります。

リノベーションは必要

では、本題に。

なぜビジョンにリノベーションが必要となるのか?

理由は2つあります。

一つは、環境の変化です。

一年前と社内外ともに劇的に環境は変化しています。

二年前となると、なおさらです。

三年前は、ひと昔前です。

数年前に夏でもマスクをして過ごすことを誰が予想できたでしょうか?

環境の変化によって、その時点から描くビジョンは変わって当然です。

だから、リノベーションが必要です。

もう一つは、経営者自身の成長です。

経営者も人。

日々成長しているもの、いや、経営者の成長が会社の成長そのものです。

以前ビジョンを策定したときより、視野も拡がり、視座も高まっているはず。

私は、これを「経営者の窓=思考範囲 × 将来年数」と呼んでいますが、ややこしくなるので、詳しい説明はまたの機会に!

つまり、経営者が数年前より成長しているのであれば、描くビジョンも壮大かつさらに魅力的なものになるはず。

やっぱり、リノベーションが必要。

ということで、これをきっかけにビジョンのリノベーションに取り組んでいただけると嬉しいです。

日常の延長では、いつまで経っても後回しになってしまいます。

あえて時間を取ることにより、経営の時間を確保してください。