バトン承継コンサルタントの浅野泰生です。
今週は、メジャーリーグのオールスターゲームがありました。
大谷翔平選手の活躍は、元気や勇気を与えられるというようなありきたりな言葉で表現することは失礼ですね。
ただただ驚愕するばかり。
日本人初というレベルを完全に超えているので。
テレビ観戦で驚いたことがもう一つ。
観客席はびっしり埋まっている、そして、誰一人としてマスクをしていない!!
アメリカでは、ここ日本と違う社会生活が始まっています。
ワクチンの接種が進めば、半年後にはビジネスの環境も変わるはず。
そんな未来に向けての準備が必要となりますね。
さて本日は、エンゲージメントの重要性についてお伝えします。
組織の状態をみるための様々な指標
後継社長と話をしていると、「うちの社員は主体性がないが、どうしたらいいでしょうか?」という質問を受けることがあります。
私は、「社員の皆さんのエンゲージメントを高める必要がありますね」とシンプルに答えます。
少し前から組織開発の分野で聞かれるようになった「エンゲージメント」という用語。
これまでも社員満足度、ロイヤリティ、モチベーションなど、同じような言葉が多く使われてきました。
たとえば、モチベーション。
少し前のある時期からアスリートがよく使うようになり、ビジネスでも使われるようになりました。
社名に用いている上場企業もありますね。
成果が上がらない社員に「モチベーションが上がらない」と言われ、憤慨したことは一度や二度ではありません。
経営者が「モチベーションが上がらないから、給料を支払うのをやめとくね」という言い訳ができたら、どれほど素晴らしいことか…笑
モチベーションは上司にあげてもらうものではなく、自分で上げるもの。
趣味や自分の好きなことをするときに、自然と気分が高揚するように。
エンゲージメントがなぜ重要な指標なのか?
では、エンゲージメントとは何か?
当社では、このように定義づけしています。
エンゲージメントとは、社員一人ひとりが会社の掲げる理念・目標・戦略を適切に理解し、自発的に自分の能力を発揮する貢献意欲である。
経営者が会社の方向性を掲げることで社員に仕事のやり甲斐を提示し、社員はそれを受け会社への帰属意識を高めていく、という双方向の関係性が存在します。
会社と個人のつながり、社長と社員のつながりの強度を示すものが、エンゲージメントの指標です。
結果としてこの指標が高まっている状態では、冒頭の後継社長の悩みは解消されているはず。
エンゲージメントの指標は、収益性や生産性、離職率や製品の不良率などと相関関係にあります。
エンゲージメントが高まれば、売上が上がり、社員の定着率も高まるということです。
このエンゲージメントの高め方については、コツと手順がありますが、まずは「エンゲージメント」という言葉に注目して自分の組織を観察してみてはどうか、と思います。
このブログがアップされる日の夜には、日本のオールスターゲームを観戦している予定です。
今から楽しみです!